中学生で学んだマネージャーの役割

 小学生の頃野球少年として毎日将来のプロ野球選手に向けて、練習を続けてきましたが、小学5年生で腎臓の病気で8か月間の入院生活、そして運動をしてはいけない体となりました。それでも、6年生の最後の試合は、親に内緒で、監督には嘘をついて、試合にでてピッチャーとして一番強敵だったチームに勝ったのは、忘れることのできない思い出となりました。

 簡単に体をごまかすことはできず、試合が終わってすぐに体の調子を崩し、2回目の入院となりましたが、悔いのない小学生時代でした。

 中学校に入り、野球をやりたかったのですが、運動をしてはいけない体となり、全員部活動に入らないといけないという学校の方針もあって、あまり運動をしないで良いとイメージのあった卓球部に入ることにしました。しかし、練習を見ているとすごくハードワークで、1年生の頃はマネージャー業をさせて頂き運動をしなくて良いようにして頂きました。そんな1年間を振り返ると、やっぱり好きな野球のマネージャーの方が良いと思い、先生に相談し、2年生から異例ではありましたが野球部に移り、本格的にマネージャーとして活動を始めました。もちろんやりたい気持ちも高ぶりましたが、我慢して今度は最強のマネージャーを目指し、様々な著書を読み、自己啓発を学び、3年生の頃は、チームが一丸となり、県大会でベスト4と過去最高の成績を収めたことは、私の野球人生で本当に良い思い出となりました。